真鍮(しんちゅう)は、銅と亜鉛の合金(銅の割合は60~70%)であり、その色から「黄銅(おうどう)」と呼ばれることもあります。
真鍮の「鍮」の画数が多いためか、スクラップ業では「真中」と書かれることもあります。
身の回りの真鍮としては五円硬貨がありますが、銅と亜鉛の割合により色が異なりますので、全ての真鍮が五円硬貨のような色をしているとは限りません。
水道蛇口、ナット、コイン(メダル)、自動車(真鍮)ラジエーター、ワイヤーカット、バルブ類、吹奏楽器、シンバル、薬莢、装飾品、仏具、アクセサリー等に真鍮が使用されています。
水道蛇口は銀色ですが、これは鍍金(メッキ)されているためであり、削れば真鍮の色を呈します。
純美な打抜屑で、銅と亜鉛の割合が7:2のものはセパ、6:3のものはコーペルと呼ばれます。
銅の割合の高いセパの方が、コーペルよりも買取価格が高くなります。
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